プランターでの野菜栽培記録

プランターを使った野菜栽培を横浜でやっていて、その記録です。手間がかからず、お金もかからず、狭い場所でもうまいやり方がないかと2008年から試行錯誤しています。

昨年の種から育てたゴーヤの苗をようやく定植、でも苗代はタダ!!

ようやくゴーヤの定植までこぎつけました。

横長のプランター2つに3株ずつ合計6株植えつけました。

3月上旬から湯たんぽを使ったりしてゴーヤの苗を育ててきて、3度目の正直でやっとのやっとでここまで来ました。とか言いながらも蔓を絡ませる支柱&ネットはこのGWで既に準備済み^^;さらには自動水やりの環境も整えております^^V

逆にこの時期は色々と育てているとやることが多く、週末に雨が降ったりすると後ろにズレこむのでできる作業は前倒しでやらないとダメだってのがここ数年での教訓です。実際何度もタイミングを逃して後悔しました。

定植後のゴーヤとポットの苗

定植後のゴーヤ

ホントは遅くとも4月中旬には定植したかったけど、2度失敗して今になりました。試行錯誤の過程はこちらです。

 

芽出しさせてポットの土に挿しこむまで

ゴーヤの種の採取

昨年収穫しそびれて黄色くなったゴーヤから採取した種からゴーヤの苗を育ててます。今年に備えて種の周りの赤い膜みたいなのを綺麗に取り除いて、水洗いしたものを完全に乾燥させて大事に保管してきました。

昨年のゴーヤの種をわざわざ保管して使っている理由は、大きく2つです。

  • 昨年と同じゴーヤを今年も育てたいから
  • コスパアップのため

大きなゴーヤを収穫したいと思いつつこの数年試行錯誤し、結局は品種の影響が大きいという結論になりました。そして昨年購入した種の品種は実が大きく育ったのでそれを育てたいと。参考までにこれです。

昨年購入したゴーヤの種の袋

ゴーヤの苗は毎年この時期に売られているけど、どの品種かはよくわからないし、分かっても大きな実が成る品種かはその場では分からない。昨年大きなゴーヤの実が沢山収穫できたので同じ品種にもかかわらず大きな実が収穫出来なかったら、それは育て方のに原因有りと判断できる。

とはいえ昨年と同じ品種の種がタイミングよく手に入る保証がない。そうなると確実な方法は昨年の種を採取して保管するしかないという考えです。

ゴーヤの種の芽だし 

ちょんまげみたいにピョコッと飛び出たところをハサミで切って数日間(確か3日程度)湿らせたキッチンペーパーの上で芽出しさせたものがこちらです。夜は外気が下がることもあるのでここまでは室内で保管しました。(4/18)

芽出しして根が伸び始めたゴーヤの種

白い芽(ホントは根)が出て来たのを分かりやすいように2グループに分けてますが、芽出しの間はゴチャゴチャと上の瓶の器に入れてました。今回はこの状態の種を根が下になるようにポットの土に差し込みましたが、もう少し根が伸びてからでも良かったように思います。差し込んだ深さとしては種の一番上がぎりぎり土で隠れる位で差し込んでます。

 

ポットで発芽してからプランターに定植するまで

芽出し後の成長 

芽だし後の成長はまず白い根が土の中で伸びて、その次に茎が伸びて土の上に芽が顔を出す感じです。芽出し後の種をポットの土に挿して約10日後がこちらです。(4/29)

ポットで成長中のゴーヤの芽

ゴーヤの種の形をした双葉の間から本葉が伸び始めています。

ここからさらに一週間で冒頭のように本葉が1対ずつ広がるところまで成長しました。なので種を水に浸して芽出しを始めてから定植まで20日ちょいかかってます。

ポットとプランター直まきの違い

19個の種を目出しして根の成長が早いもの12個(2個x6ポット)を選んでポットに挿しこみました。芽出ししていた他の種7つは、次の様な理由で実験的にプランターに直播きしてみました。

  • ポットのものが100%うまくいく保証がない
  • そのまま捨ててももったいない
  • プランターで育つのと何らかの差が出るのか興味があった

両方上手くいけばそれはそれでOKだけど、それはそれで嬉しい悲鳴ですね^^;

結論としては、なぜかプランターの種は上手く育ちませんでした。

すぐ上のポットの写真で、ポットの下と左でそれっぽく育ち始めたものもありましたが、最終的には枯れたりポットより成長が遅かったりでした。

上手くいかなかったので掘り起こしてみたらこんなものが土の中から出てきました。

土の中で成長していたゴーヤの芽

プランターに挿した種7個のうち、2個は土の上に顔を出した。他の3個は土の上まで顔は出さなかったが土の中で成長していた。残る2個は行方知れず。

ポットに挿した12個は7個がきちんと成長したけど、残りの5個はどこへ行ったのやら。鳥に食べられたか、腐ったのどちらかだとは思いますが。

定植時にポットの土は簡単にサラサラと崩れたけど、プランターの土はちょっと湿った感じでした。もしかしたらプランターのゴーヤは水分が多くて酸欠気味だったのかも。つまりは、根を張って成長期の苗であれば問題ないけど、育苗に関してはプランターよりもポットの方が水の管理等が楽なのかも。

 

おまけ 

このプランターであれば苗の数は3つくらいがいい感じみたいなので、1株は保険でポットに残してます。結局野菜の成長は何が起こるか分からないですし。野菜の苗はポットの土が少し崩れたくらいではへこたれないようです。プランターのものがうまく育てばこの残った苗は違う場所で実験的に育ててみようと考えています。

また、暖かくなった今の時期から種まきしてもそれっぽく育つと思うけど、どうしても収穫時期をできるだけ早めたいと思い、こんなことをやってきました。今年の経験を活かして来年は4月上旬から遅くとも4月中旬には定植できるように頑張ってみます。

と、その前に今年のゴーヤの収穫を頑張らなければ。 

 

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